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ナイキ 【ヴェイパーフライ ネクスト%2】レビュー サブ3未満のランナーが厚底カーボンシューズを履いたら

初心者ランナー

ナイキの有名厚底カーボンシューズのヴェイパーフライ ネクスト%2が気になるけど、走力が低い初心者ランナーは履けるの?

jun

ヴェイパーフライネクスト%2は厚底カーボンシューズの中では、バランスが良くて初心者でも比較的履きやすいレーシングシューズです。

でも耐久性が低いなどの気になるポイントはあるよ。

ナイキのヴェイパーフライネクスト%といえばマラソンランナーなら誰もが知る超有名シューズです。

厚底カーボンシューズの代名詞と言えるシューズで、多くのエリートランナーがこのシューズで記録を更新してきています。

一方で強い反発力と安定感の低さから市民ランナーには履きこなすには難しいシューズでもあります。

やはり気になるのがどのくらいの走力があれば履きこなせるのかというところ。

なので今回はフルマラソンの記録がサブ3.15でサブ3未満の私がヴェイパーフライを履いてみた感覚や感想を記事にしていきます。

ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 2 NIKE ZoomX VaporFly Next% 2
この記事がオススメ人
  • 走力は高くないけど、ヴェイパーフライを履いてみたい
  • 初めて厚底カーボンシューズを履くけど、ヴェイパーフライの履き心地が気になる
  • どれくらいのペースでヴェイパーフライの良さを活かせるのか気になる

結論としては初心者ランナーでも履きやすい厚底カーボンシューズではありますが、耐久性が低い点や適性ペースが速いことから初心者ランナーはマラソンで使用するより、ペースを上げたいポイント練習で使うことをオススメします。

ヴェイパーフライ ネクスト%2の特徴 スペック

まずはヴェイパーフライ ネクスト%2のスペックを紹介します。

品名ヴェイパーフライ ネクスト%2
ミッドソールズームX
アッパーエンジニアードメッシュ
重量191g(実測27.5cm)
価格26.950円(税込)

厚底というだけあってシューズの厚さはヒール部で38mm、前足部で32mm(実測)。

また今作はアッパーが変更されてエンジニアードメッシュになりフィット感が向上しています。

シューレースもギザギザした形でこちらも紐が解けにくいと評判になっています。

重量は27cmで191gでした。

サイズ感

通常26cmでシューズを買っていますが、今回は27cmを購入しました。

しかし、決してシューズが特別キツく感じた訳ではなくマラソンを走ると私の場合、足の爪が血で滲み死んでしまうためレース用のヴェイパーフライはあえて大きいサイズで購入しました。

通常のフィッティングなら26cmでいつものサイズで大丈夫でした。

フィット感は他のナイキのシューズと似ていてヒール部分が浅めな作りかなと感じました。

浅い作りですが、ヒール部にあるクッションで走ってる時に脱げるような感覚はありませんでした。

全体的にはアッパーが柔らかく透けるくらい薄い作りで、ピタッと足にフィットします。

耐久性

マラソンのレーシングシューズはどれも耐久性がよくありません。

ヴェイパーフライも良いとは言えず400km程度、フルマラソン3回分だと言われています。

アウトソールは前足部に多くラバーが配置されており、ヒール部は少なめです。

実際の耐久性は後日レビューしていきます。

実走レビュー

ここからは実際に履いて走って感じたところを紹介していきます。

クッション性、着地ポイント

ズームXのクッションはとても柔らかく感じ足への疲労が軽減されている感じがします。

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私は基本ミッドフット着地ですが、フォアフット、ヒールストライクどの着地でもクッションを感じることができました。

どのタイプ着地のランナーでも履きやすいシューズです。

反発力、推進力

ズームXの反発力は確かに感じますが、飛び跳ねるほどの反発は感じません。

でもこれくらいが丁度いいくらいで自分の力でコントロール出来る分、ペースも作りやすいように感じました。

一方でカーボンプレートの推進力はグイグイ感じられるので、スピードを出しやすくシューズの力を感じられます。

そういった意味ではクッション性、反発力、推進力のバランスがよくランナーのタイプ問わず走りやすいシューズだと感じました。

適正ペース、オススメランナー

練習ではペース走やインターバル、本番のマラソンでも使用し色んなペースや距離でこのシューズを試してみたところ、このシューズの力を発揮できるペースは最低でも5:00/km以上のスピードは必要だと感じました。

もちろん5:00/km遅く走ることもできますが、反発などを感じづらく良いところを生かせてないかなと思います。

私は4:35/kmペースで黒部名水マラソンを走りましたが、最後に失速してしまったものの結果的にはセカンドベストでむしろ気温20℃以上の暑さの中を考えたら大健闘だと感じています。

理想的なペースは4:00/kmくらいからで、クッションを感じながらシューズの反発力を生かせることができると思いました。

オススメのランナーはサブ3以上の走力を持つランナーで、1kmを4:15/km平均で走るランナーはこのシューズを使いこなすことができる印象です。

マラソンで使う場合最低でもサブ3.5くらいの走力があれば選択肢に入れても良いと個人的には感じます。

初心者ランナーはヴェイパーフライ ネクスト%2を履けるの?

ヴェイパーフライ ネクスト%2を初心者ランナーがマラソンで使用するには適性ペースに足りず、シューズの耐久性が低いことからコスパが悪くオススメはしません。

マラソンで使用するなら他の耐久性のあるシューズが値段も手頃で十分かなという印象です。

でもペースを上げたポイント練習においては、シューズの推進力も高く、クッション性も良いため履けそうです。

個人的には5:00/km以上のスピードを出す必要があれば、使用していくのも良いかなと思います。

まとめ

ヴェイパーフライネクスト%2をサブ3未満のランナーが履いたらということでシューズを紹介してきました。

実際履いて感じたのはやはりトップランナーが使うシューズだけあって、本当においしいところは私にはまだ使えてないなという印象です。

しかしこのシューズを履いたことで、記録は向上させることはできると思いますしサブ3未満のランナーでもどんどん使って良いと思います。

シューズ自体は厚底カーボンシューズの中ではどこから着地しても良くクセも少ないので、初めてレーシングシューズを選ぶ際もオススメできる1足です。

自分には無理だと決め付けず選択肢に入れてみることをオススメします。

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