マラソンにおいてサブ3.5は上級者の入り口でありランナーの憧れです。
全日本マラソンランキングによると男性で上位12%、女性だと上位3%に入る狭き門になっています。
今回はそんなサブ3.5を達成するためにオススメシューズを紹介していきます。
サブ3.5達成のために少しでも参考にしてもらえれば幸いです。
サブ3.5に必要なシューズの機能

サブ3.5とはフルマラソンを3時間30分以内に完走することを言います。
フルマラソンの42.195kmを3時間30分以内ゴールするには、1km平均4:58/kmのペースで走らなければなりません。
1kmを5分以内で走るためには普段から継続したトレーニングはもちろん必要ですが、自分にあった適切なシューズを選ぶことでグッと達成率を上げることができます。
サブ3.5を達成するために必要なシューズの機能は、シューズの反発力や推進力です。
これまでのレースペースがジョグのように感じる!そんなシューズで力を抜いて走れると目標達成に近づくよ!
シューズの力を借りることでラクに1km平均4:58/kmのペースを維持できるようになり、サブ3.5を達成できるようになるでしょう。
気を付けなればならないのが、プロランナーが使用するシューズは反発力、推進力が最高ですが安定性に欠けるため後半の失速に繋がる恐れがあるので注意が必要です。
サブ3.5オススメシューズ
アシックス ハイパースピード2

アシックスからサブ⒊5にオススメシューズはハイパースピード2。
今作では上位モデルのメタスピードシリーズを意識した形状を採用しており、トップシューズを履くには走力が足りていないランナーもオススメ。
ミッドソールの厚みも増しクッション性も向上しています。
近年高騰なランニングシューズですが、ハイパースピードは税込で10,000円を切るリーズナブルな価格設定。
コスパを気にするランナーにオススメしたい1足で、トレーニングシューズとしてもポイント高いです。
アシックス マジックスピード2

同じくアシックスから紹介するマジックスピード2です。
こちらもメタスピードシリーズの機能やデザイン引き継いでおり、前作では前足部のみだったカーボンプレートがフルレングスで搭載されています。
ミッドソールにはFF BLAST™ PLUSを採用、厚みもヒール部で前作より2mmアップでクッション性も向上しています。
厚底な分重量は27cmで240gと重くなっていますが、サブ3.5狙いなら十分軽量な部類です。
価格も16.500円(税込)決して高すぎるわけではないので、シューズに3万円近く出すのちょっとと感じるランナーにもオススメです。
サブ3.5以上も狙えるシューズで更なる記録向上も期待できます。
ナイキ ズームフライ5

ナイキの人気カーボン入り厚底シューズのズームフライ5。
ミッドソールをリアクトフォームからZoomXにアップデートされより軽量で、クッション性と反発力のあるシューズに進化しました。
ZoomXの柔らかい素材で安定感に欠けますが、前足部とヒール部の幅を広げることで安定感を確保しています。
アウトソールも流れるよな形でグリップ力と耐久性があります。
サブ3.5を目指すとなると軽量な部類ではないですが、ミッドソールの反発力とシューズのフィット感のおかげでそれほど重量は感じません。
ナイキ エアズームテンポ ネクスト%

ナイキのアルファフライそっくりの見た目のシューズですが、こちらはより色んなランナーの履きやすくなっています。
見た目にインパクトを与えるZoom Airユニットが爆発的な反発力を生み出します。
かかとにはリアクト素材が配置され、かかと着地でも安定して走ることができシューズの耐久力もあります。
とにかく飛ぶよな反発力が魅力で、サブ3.5を目指していたらいつの間にかサブ3ペースだった、それくらいのポテンシャルのあるシューズです。
ミズノ ウェーブエアロ20R

ミズノからはサブ3.5切りを目指すシューズとして打ち出されたウェーブエアロ20Rがオススメ。
20Rになって厚底になりクッション性がアップしました。
グラスファイバー入りプレートを使用した「MIZUNO WAVE」が適度なクッション性と安定感を生み出し、またコロンと転がるようなガイドが走りを助けてくれます。
アウトソールにはG3ソールはしっかり地面をつかむようなグリップで走りの安定感を高めてくれます。
アディダス アディゼロジャパン7

もとマラソンの世界記録で使用されていたアディゼロジャパンシリーズの7代目。
アディゼロジャパンもアッパーが変更され、より軽量なモデルになりました。
厚めのミッドソールなのに高い接地感は健在で、薄底は苦手だけど接地感も欲しいランナーにオススメなシューズ。
全体的に硬めなクッションですが、非常に軽量なシューズなのでピッチを上げて走りやすいです。
一方で厚底でエナジーロッドがある分クッション性やライド感からくる推進力はボストン11が有利です。
軽量なジャパンかクッション性のボストンかランナーによって好みで選ぶと良いでしょう。
ミッドソールが前作のジャパン6と同じなので前作のレビューが参考になります。
アディダス アディゼロボストン11

アディダスのボストンシリーズ、ボストン10から大幅アップデートで厚底シューズに生まれ変わりました。
カーボンプレートは入っていませんが、人間の骨のようなENERGYRODSがありカーボンプレートのような足が自然と前に出るようにアシストされます。
ミッドソールには全面にLightstrike ProとLightstrikeが重ねて入っていて反発力も十分です。
ジャパン6との違いはあちらは軽量で安定感が高く、ボストン10はシューズのクッション性やコロンと転がるようなサポート機能があります。
サブ3.5シューズとしては重量があるので好みで決めるといいと思います。
ニューバランス Fuel CELL REBEL v3

出典 ニューバランス公式
高反発素材 Fuel CELLを使ったシューズ。
Fuel CELLのもちもちした感触から生まれるクッション性と反発力で弾むような乗り心地で走ることができます。
日々のランニングからレースシーンまで使えるシューズになっています。
アッパーには軽量で耐久性の高いエンジニアードメッシュで通気性も高くシューズ内のも快適に保ちます。
ホカオネオネ カーボンX3

ホカオネオネの厚底カーボンシューズ。
ホカオネオネのシューズは柔らかくクッション性が高いシューズが多いですが、こちらはクッションは感じますがカーボンが入っているため少しホカのシューズにしては硬めに感じます。
つま先が反り上がったメタロッカー形状で転がるように足運びが可能です。
初めての軽量、厚底、カーボンを試したい方にもオススメできるシューズです。
見た目に反して履き心地は狭めに設定されているので、サイズ選びに注意してください。
ヨネックス セーフラン エアラス

ヨネックス史上最軽量素材FRATHER LIGHT Xを使用し軽い足運びで走れるシューズ。
12mから生卵を落としても割れず跳ね返すパワークッションプラスや適度なしなりで安定性を保つ3Dパワーカーボンを使用しケガをしにくいシューズです。
つま先が反り上がった形状で足抜けがよく、かかと着地、中足部着地の両方に対応した設計で多くの市民ランナーに履きやすくなっています。
ケガなくサブ3.5を目指したいランナーにオススメです。
ブルックス ハイペリオン マックス

ブルックスのレースシーンやポイント練習で活躍する軽量シューズ。
ミッドソールに「DNA FLASH」を贅沢に厚く採用
カーボンプレートは搭載されていませんが、見た目には反して軽量で弾むようなクッションで反発力を感じることができます。
同社のハイペリオンテンポより分厚いクッションのためより地面からの衝撃を和らげたいランナー向けのモデル。
オン クラウドモンスター

スイスのランニングシューズメーカー『on』が送る怪物の名を冠するシューズ。
オンの特徴であるクラウドテックの大きさがこれまでのシューズと比べて最大の大きさで、シューズのクッション性はもちろん反発力も確かです。
ロッカー形状で足運びのサポートもあり、柔らかい履き心地も抜群です。
クラウドテックとスピードボードの組み合わせでジョグからポイント練習までこなせるペースの幅が広いのが特徴です。
まとめ
サブ3.5オススメシューズを紹介してきました。
キロ5分以下で42km走るとなると後半の失速を抑えるためにシューズの力は不可欠になってきます。
人によって走り方はそれぞれ、シューズもそれに合ったものになると人によって好みも違ってきます。
個人的にオススメはミズノのウェーブエアロ20R、アディダスのアディゼロジャパン7です。
癖が少なくとりあえず色んな方にオススメできると思います。
流行りのフォアフットでガシガシ走る人はナイキのエアズームテンポ ネクスト%もオススメです。(私もこのシューズで初サブ3.5とサブ3.15を達成しました。)
今回オススメしたシューズ以外に自分に合ったシューズがあるかもしれないので、是非色んなシューズを試してみてください。