2023年2月26日に開催された大阪マラソン2023に参加して来ました。
大阪マラソンは去年に抽選で当選していたのですが、新型コロナの影響で市民ランナーは大会2週間前に中止になり出走することができませんでした。
今年は去年当選したランナーが優先で参加できる権利があり、エントリーすれば確実に参加できるということで今年こそはと再度エントリー。
大阪マラソンは2019年大会でコース変更があり、後半にアップダウンがあるコースになっています。
それでも都市型マラソンということで個人的にはタイムが出やすい大会ではないかと考え、自己ベスト更新を目標にして走って来ました。
大阪マラソン2023はどんな大会?

大阪マラソンは2011年に第1回大会が開かれて、2020年2021年は新型コロナの影響で中止で2023年大会は第11回大会になります。
2019年大会からコース変更があり、大阪府庁前をスタートして市内をぐるっと周り大阪城公園に帰ってくるようなコースです。
大阪マラソンは参加者全員がチャリティに参加する必要があり、参加料とは別に1口500円で最低2口の1000円の費用が必要ななって来ます。
チャリティには7種類あり自分の好きなテーマを選ぶことができます。
参加者は約30000人で当選率は2023年で4.1%と参加人数も多く人気のマラソン大会です。
チャリティを含め19.100円以上で金額も高いです。
とはいえ、東京マラソンと並ぶ大規模大会なので一度は出て見たいと思うのがランナーサガです。
コース
- 後半にアップダウンあり。
- 折り返しが多くペースを乱す恐れがある。
- 参加人数が多いのでスタート直後は、自分のペースで走りにくい。

大阪マラソンは市内の名所を巡りつつ1周してくるコースです。
コースの特徴としては前半はフラットの場面が多いですが30〜35km付近アップダウンがありここを攻略することがタイムを出すポイントになって来ます。
また折り返しが多いので、タイムロスやペースを乱す原因になるため体力を使わず上手く回って行きたいところです。
基本的には道幅は広いですが、参加人数が多いため特に集団だと人との接触して危険なため注意が必要です。
事前エントリー、EXPO2023

都市型マラソンなので前日、前々日までに受付してビブスとチップを受け取る必要があります。
僕は県外からの参加なので前日の土曜日に受付をして来ました。
2時くらいに会場のインテックス大阪到着しましたが行列でした。
並んでビブスを受け取るまで1時間以上かかってしまいました。
受付にはワクチン接種証明書と体調管理アプリの提示が必要。
証明書はスマホで撮った写真でもOKです。
アプリの方は使い方が分からず会場で入力している人の姿もチラホラ見かけました。
受付時にリストバンドを装着しますが、これは完走後まで着用義務があります。
代走対策などのため仕方ないですね。

EXPO内ではミズノのウェーブリベリオンプロを試着して見ました。
立っているととにかく前方に重心が移動するような感じで新しい感覚ですが今回は購入を見送りました。
スタート準備

手荷物預けの会場の大阪城公園は6:30に会場。

大規模大会のため早めの準備を心がけました。
前回の神戸マラソンでは手荷物預けやトイレに戸惑いバタバタした反省を活かします。
僕はBブロックなのでスタートは9:15で手荷物預けは8:30。
6:30の会場ともに現地入りし準備を整え7:30には荷物を預けてトイレを済ませました。
手荷物預けの場所からスタート地点までは30分もかかるらしく、とにかく早めに準備です。
スタート地点には地点には8:30に付きましたが流石に人はあまりいません。
軽いアップを済ませカッパを着て号砲まで寒さに耐えます。
Bブロックの前に方に並ぶことができスタートゲートまでは1分くらいの位置で悪くない場所です。
県外のマラソン遠征もこれで3回目だいぶ勝手が分かってきた感じもします。
レース展開
今回の目標は3時間5分以内にゴールできれば良いかなという感じです。
今回の大阪マラソンもしくは2週間後に行われる、びわ湖マラソンでサブ3を達成できればシーズン目標を達成することができます。
しかしこれまで2回サブ3を失敗しているので、正直自信がないのが本音です。
サブ3にこだわり過ぎずPB更新できればという意気込みでスタートしました。
スタート〜10km地点
号砲から50秒でスタートゲートを通過、想定通りのスタートを切ることができました。
とにかくスタートは人が多い、とてもスピードを上げられるような状況ではありません。
なんとか流れの速い波の中でペースを作ります。
始めの1kmは4:32/kmで悪くないペースです、ここから徐々にペースを上げて行きたいところ。
人の波もある程度落ち着いた5kmの通過タイムは21:13でした。まだまだサブ3を狙えるタイムです。
ここで感じたのが明らかに今までよりペースに対して身体が軽い。でもまだ序盤無理せず4:10/kmを目安に刻んで行きます。
10km通過した時の区間タイムは20:38。
ちょっと速いですが、悪くないペースです。
10km〜ハーフ
10km〜15kmまでは小さい集団を拾いつつ、貯金を作って行きます。
途中4:10未満のハイペースではありますが、身体は辛くないので自分の感覚を信じてペースは変えません。
15km地点の折り返しででサブ3のペーサーを発見。
はやる気持ちはありますが、前にはサブ3を狙う大集団が。
無理に追うと体力を使いそうなので今のペースは変えず少しづつ後を追う作戦に出ます。
1kmづつ徐々に追いかけた結果20km地点でサブ3集団を捕まえることが出来ました。
21km〜30km
サブ3ペーサーの集団を捕まえることができここからは、サブ3達成のため集団の中で淡々と走ることになります。
しかし流石大阪マラソン、サブ3を狙う集団の大きさが凄いです。
僕は比較的あとから集団に入ったと思いますが、それでも20人以上はいるんじゃないかという大きな集団です。
先ほどまでより5〜10秒遅いペースなので、余裕を持った走りができます。
気持ち的には集団の前の方に出たい気持ちもありますが、人が多過ぎてとても前に出られるような状況ではありません。
焦らず集団後方でできるだけ温存するように心掛けました。
30km手前で大阪マラソン最大の坂が登場します。
ここで集団のペースが下がったこともあり、一気にペーサーの隣まで前に出ることになります。
集団にピッタリ張り付くことも出来ましたが、ここはペースをできるだけ変えず進んだ方が良いと判断しました。
30km〜フィニッシュ
30km以降は細かい坂があり疲れた足をさらに削りにかかってきます。
ここまで足を使ってきたランナーはここから30kmの壁に阻まれることになりそうです。
僕の場合は集団から一歩抜け出したことで、一気に走りやすくなりました。
すぐ後ろにはペーサーがいる状況ですがここからは気持ちの勝負、自分のペースで走って行きます。
35kmまではペーサーの前にいましたがやはりフルマラソンは甘くありません、追いついてきた集団に再び取り込まれてしまいます。
なんとか食らいついて行こうと思いますが、ペースを上げるのが難しくズルズル離されて行く一方です。
手元の時計でタイムをチェックするとギリギリサブ3できる位のタイムだったので、確実にサブ3を狙う作戦に変更。
失速を最小限に抑え気合いで走り抜けます。
ラスト2kmは4:30/kmまでペースを落としてしまいますが、ラストの大阪城公園に入ってからラストスパートなんとか2:59:48(グロス)でゴースし無事サブ3達成することが出来ました。(ネットタイム2:58:59)
レースまとめ

3度目の正直で無事サブ3を達成することが出来ました。
2回サブ3を失敗しているので、自信がないなかのレースでしたが色んなことがハマったお陰で良いレース展開に持って行けたと思います。
特に良かったと思うところが
- スタートの準備を早くできてブロック前方に付けた
- 調整が上手くいって4:10/kmペースでラクに走れた
- 集団の中で走れたのでラクに走れ、後半の失速を抑えられた
走ってみての注意点は以下の通り
- 人数が多いので集団内は接触が多くなる。
- エイドの水なども人が多いと取りにくい。
- スタート前の準備は早めにした方が吉。
人が多い都市型マラソンならでがの注意点ですが、やはり集団の大きさは凄いです。
ペーサー周りには人が多いので接触が多くトラブルになる確率も高くなってしまいます。
当然エイドのコップを取るのもいつもより神経を使います。
この辺は頭に入れておいた方が上手くレースに展開できるかと思います。
今回これをやったから上手くいったというより、一つ一つのことが上手く出来てサブ3できたという感じだと思います。
僕にとっては日頃の練習から生活リズムまでサブ3達成のために頑張ることで達成できる領域なんだと感じました。
結果的に自分の想定を超えた走りを出来て非常に満足のいく大会でした。
区間タイムは以下の通りです。

ゴール後は一旦ホテルに戻って再び大阪城へ。
以前から行ってみたかったRUN-WALK Styleさんへ。
大阪マラソンを走ったランナー限定セールが行われていたので、パタゴニアのテルボンヌ・ジョガーズを購入して来ました。
ランでも普段でも使える万能パンツです。
最後はご褒美の一杯(お酒は強くはありません)
