ナイキの厚底カーボンシューズのズームフライ3は、エリートランナーでなくても比較的に履きやすいカーボンシューズです。
ナイキの公式ではサブ3,5ランナーのレーシングに向けて作られています。
サブ3,5と言えばマラソンにおける上位10%に入りますが、私は5時間切りのサブ5ランナーです。
走力から見れば背伸びしたシューズですが、決して履けない訳ではなく柔らかいクッションとカーボンプレートのが生み出すスピード感を感じることができました。
今回はサブ5ランナーがズームフライ3履いてみた感想をお伝えしようと思います。
特徴
ズームフライ3を履いて走った感想は以下の通り
- 柔らかいクッションで足に疲労が溜まりにくい
- カーボンプレートにより足が勝手に強く蹴り出されスピードが出る
- 優しいフィット感で履いていて気持ちい
- 紐が解けやすい
- フォアフット走法でなくても走りやすい
柔らかいクッション素材とカーボンプレートにより足への疲労軽減とスピード感を両立しているカーボンシューズらしいシューズだと思います。
クッション性
疲労軽減に役立つクッション性ですが、これはサブ5ランナーの私でも十分感じることができました。
クッション性が低いシューズだと足の裏が疲れてくるのですが、このシューズだと疲れにくく感じました。
また柔らかいだけではなく、強く蹴り出した時はしっかりシューズが反発してスピードを出した時もしっかり反応してくれます。
ただ沈み込むような感覚があるので、しっかり地面を感じたい方からすると苦手な感覚だと思います。
個人的にはこの柔らかさは好きです。

この厚みが気持ちいクッションを産んでいると思います。
スピード感
スピード感については、カーボンの恩恵により蹴り出す瞬間カクッと足が前に倒れるような感触があります。
始めは違和感がありますが慣れてくると自然と足が前に出てテンポよく走ることができます。
ペースは5分/kmで走った時が一番疲労が少なく省エネに走れたと思います。
ただ疲れてくるとスピードが出せなくなりカーボンのアシストが活かせなくなってしまいました。
これは単純にサブ5のランナーでは走力が足りず、マラソンのような長い距離ではシューズに関係なくバテてしまうということだと思います。
なので私のような走力が足りないランナーは、10kmやハーフで使うのがいいと思います。
着地について
ナイキのシューズと言えばフォアフッド走法で使うイメージがありますが、このシューズはどこで着地しても大丈夫かなっと感じました。
踵から着地してもつま先の方から着地してもスムーズに走ることができるので、どんなランナーでも使いやすいカーボンシューズなのではないかなと思います。
フィット感
このシューズのお気に入りポイントの一つにシューズのフィット感があります。
ピタッと密着するような履き心地で、とても足にフィットします。
ナイキさんは靴下ようなフィット感と表現されてますが、本当に靴下のようで気持ちいです。
ですが、初心者向けシューズにある足のブレ防止はないので安定感はあまりありません。
安定感が欲しい方は注意が必要ですね。
デメリット
このシューズ最大のデメリットだと思うのがシューズのひもが解けやすいことです。
普通に蝶々結びしていると必ず解けると思います。
走っている時にひもが解けると気になってストレスが溜まり走りに集中できません。
なので私は2回結んで出来るだけひもが解けないようにしています。
まとめ
サブ5ランナーがズームフライ3を履いてみましたが、使い方次第では十分使えるシューズだと感じました。
確かにマラソンで使うのはそのスピードを最後まで活かしきれないですが、5分/kmくらいのペースで走る時に使えばスピードを出しながらクッション性で疲労も抑えることができます。
他のカーボンシューズより販売店が多いことや、お値段も低いので初めて買うカーボンシューズとしてはお試しやすいシューズではないでしょうか?