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NIKE 【ヴェイパーフライ3】レビュー 王道厚底カーボンシューズの進化は?

ランナー

ナイキの新しいヴェイパーフライってどんなシューズなの?

jun

前作より軽量にアップデートしてより幅広いランナーが履きやすくなったよ。

ナイキのヴェイパーフライと言えばマラソン界において知らぬ人はいないと言って良いほど超有名シューズです。

厚底カーボンシューズというジャンルを開拓したシューズで柔らかいクッションで強烈な反発力があるというそれまでにない性能でプロランナーはもちろん、大学駅伝ではほぼ全選手が着用するくらい優れたシューズです。

今回発売されたヴェイパーフライ3は初代のヴェイパーフライ4%から数えて5代目になります。

  1. ヴェイパーフライ4%
  2. ヴェイパーフライ4%フライニット
  3. ヴェイパーフライネクスト%
  4. ヴェイパーフライネクスト%2
  5. ヴェイパーフライ3←今作

僕は前作のヴェイパーフライネクスト%2からの使用しており、自己記録更新にも一役買っているお気に入りシューズの一つです。

今作ヴェイパーフライ3も購入したので実機レビューしていこうと思います。

こんな人にオススメ
  • 前作ヴェイパーフライネクスト%2をメインで使用している。
  • シューズの性能は軽さと反発力を重視している。
  • サブ3並の脚力、またはこれからサブ3を目指すランナー。
Nike ZoomX Vaporfly Next% 3

ヴェイパーフライ3の特徴

 ヴェイパーフライ3の特徴は以下の通り

品名ヴェイパーフライ3ヴェイパーフライネクスト%2
ミッドソールZoomXZoomX
アウトソールワッフルパターン進行方向を意識した配列
アッパーフライニットエンジニアードメッシュ
ドロップ10mm8mm
重量183g(実測27.0cm)191g(実測27.0cm)
価格29.700円(税込)26.950円(税込)

今作の主なアップデートは軽量化です。

アッパーがフライニットなりまたミッドソールのZoomX フォームも改良が行われて無駄な部分が削られてより洗練されたデザインになっています。

アウトソールもより薄型になりその分ミッドソールの厚みを増やしているため、クッション性や反発力の向上に繋がっています。

重量は実測27cmで183gで非常に軽量です。

ミッドソール

今作も今までのヴェイパーフライと同じくナイキで最も反発力のあるZoomXを使用しています。

公式サイトによるとZoomXをより改良しているみたいですが、履いた感じで前作との違いは分かりません。

ただ見た目では変化が見られて真ん中辺りが窪んで軽量化が図られています。

これまで同様ふわふわしたクッション感と踏み込んだ時に強い反発力があり足へのダメージ軽減とスピードを上手く両立しています。

アッパー

一番のアップデートポイントであるアッパーですがフライニットを使用しており足へのフィット感が向上しています。

今作のフライニットはメッシュののような縫製でシューズの中がスケスケで通気性が抜群です。

シュータンはペラペラタイプ。

ヒールは前作同様クッションパッドが配置しています。

アウトソール

アウトソールは前作の溝を入れたデザインからワッフルパターンに変更しており、濡れた路面でもグリップ力があります。

今作は薄型のラバーに改良されていますが前作と変わらない耐久性を実現しています。

ヒール部のアウトソールは少なめですが耐久性はありそうです。

サイズ感・履き心地

サイズは前作同様27cmを購入しました。

前作は少し小さく感じたので大きめを選びましたが、今作はつま先部分がゆとりがあるのでいつも通りのサイズ感でも良かったかもしれません。

アッパーがペラペラなのでフィット感が不安な部分もありましたがピタッと張り付いてぶれもなく問題なさそうです。

大きな違いが通気性の良さ、歩いているだけで風を感じるのでシューズの中が蒸れやすいという人には良いと思います。

走った心地

早速走ってみると前作同様の走り心地です。

沈み込みがあるので柔らかい感触が苦手な人は注意が必要です。

重心を前に持ってくると自然と足が前に出るライド感もあり、ペースの維持もしやすそう。

ヴェイパーフライは厚底カーボンシューズ界ではスタンダートなシューズですが、より癖がなくなった印象がありました。

シューズが軽いのでペース上げてを少し短めの10kmやハーフでもどんどん進む反発力でペースを上げられる感じがします。

ただ個人的には反発力は前作の方が良かったかなと思います。

ヴェイパーフライ3をオススメランナーは?

ヴェイパーフライ3を履くならやはりサブ3以上のレベルもしくはこれからサブ3を目指していくレベルが必要だと思います。

最低でも5分/km以上のペースで走れるサブ3.5をクリアした実力は欲しいです。

これより遅いペースだとシューズの反発力を活かせずただの高価なシューズになってしまいます。

足の接地箇所は選ばない

ヴェイパーフライ3はフォアフットでもヒールストライクでもシューズの特性を活かすことが出来ます。

しっかりとした走力があればどんなランナーでも履きこなせることができると思います。

僕はミッドフット接地ですがしっかりとシューズの反発力を感じれました。

沈み込みが苦手なランナーは注意

歴代ヴェイパーフライもそうですがZoomXの沈み込みが苦手な人には向いてません。

またレース後半に失速することが多いランナーも注意です。

30km以降疲れが溜まってシューズへの踏み込みが甘くなり、ミッドソールを潰せなくなってきて思ったようにスピードを出せなくなる恐れがあります。

Nike ZoomX Vaporfly Next% 3

まとめ

今回はヴェイパーフライ3の紹介をしてきました。

マラソンのシューズの常識を変えたシューズだけあって今作も非常に完成度が高いと思います。

これまでヴェイパーフライを愛用してきたランナーなら今作も間違いなく良き相棒となってくれるでしょう。

しかし時代は変わりナイキ1強という訳ではなくなってきたので、ランナーにとっては選択肢が増えてより自分に合うシューズが見つかるようになってきました。

ヴェイパーフライはスタンダードな厚底シューズだと思うので、このシューズを中心に他メーカーのシューズと比べると自分に合うシューズが見つかるかもしれません。

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