カロスのPACE2ってランニングウォッチが気になるけどどんな時計なの?
カロスのPACE2ってランニングウォッチが気になるけどどんな時計なの?
ランニングウォッチ業界でも急激に知名度を上げているメーカーCOROS(カロス)。
そのカロスの中でもロードランナー向けのエントリーグレードのランニングウォッチが「PACE2」です。
カロスの中でも機能を絞った時計になりますがそれでもマラソンで世界トップのキプチョゲ選手も愛用しており性能の高さが伺えます。
今回はそんなカロスのPACE2をレビューとこれまでガーミン一択だったjunがカロスとガーミンの違いについてレビューしていこうと思います。
- とにかく軽量なランニングウォッチが欲しい。
- ランニングウォッチはリーズナブルなものが欲しい。
- 周りと被らないものが良い。
COROS PACE2のスペック

カロス ペース2のスペックは以下のとおり。
品名 | PECE2 |
ディスプレイサイズ | 42 x 42 x 11.7mm 1.2 型 |
重量 | ナイロンバンド29g シリコンバンド36g |
解像度 | 240 x 240 64 色 |
ベゼル材質 カバー材質 | 繊維強化ポリマー |
画面材質 | コーニング@社製ガラス |
バッテリー性能 | GPSモード30時間 日常使用20日 |
通信規格 | ANT+/Bluetooth |
防水性 | 5ATM |
衛星システム | GPS, GLONASS, Galileo, Beidou, QZSS |
搭載センサー | 光学式心拍計 気圧高度計 加速度センサー ジャイロセンサー コンパス 体温計(対応アクセサリー使用時) |
価格 | 29.400円(税込) |
スペック表を見ての通り基本的にランニングに使用する機能は全部入りと言えるだけの機能が詰め込まれています。
最近のスマートウォッチでは当たり前の光学式心拍計はもちろん、気圧高度計まで備えられています。
これだけの機能を詰め込んで重量は最軽量、価格も比較的安価で手に入るなんて素晴らしいスペックです!
COROS PACE2の外観

箱から開封すると中身はこんな感じです。
- 本体ウォッチ
- 充電ケーブル
- 取説
- ステッカー
本体外観

僕が選んだカラーはシリコンバンドのダークネイビー。
時計本体はプラスチックで構成されており高級感はありませんが非常に軽量です。

時計の操作はアップルウォッチのようなダイヤル式でタッチパネルはついてません。
長年ガーミン派だったjunからすると今までボタン操作だったので操作に慣れるまで時間がかかりそうな予感。
ダイヤル式に関しては好き嫌いが分かれそうですが時計の操作に慣れていない方にとってはたくさんボタンがあると操作を覚えるのに時間がかかりそうなので直感的で分かりやすそうです。
タッチパネルがあると言うことないんですが機能を絞っているので仕方ないですね。

裏面には充電用プラグと光学式心拍計を配置。
心拍計はセンサーが一つでシンプルな作りです。

充電はUSB TYPE-Aケーブルで時計との接続は専用のプラグです。
接続も悪くなくカチッとしっかりはまり接続不良もなさそう。
特徴・機能

僕が良いなと思った機能をまとめてみました。
- 重量29g(ナイロンバンド着用時)の世界最軽量のランニングウォッチ。
- デジタルダイヤル操作でスムーズな操作が可能。
- ナイトランモードでは常にやわかなバックライトが点灯。
- トラックモード搭載
- 気圧高度計でトレランにも対応。
- 50m防水(5ATM)でスイムも可能。
- バッテリー性能はGPSモードで30時間。
重量

PACE2の魅力はなんと言ってもその重量。
以前ガーミンのepixを使用していましたがその時の重さから比べるとなんと約半分です。
腕ふりの時にその軽さを実感します。まるで着けていないかのような軽さで驚き。
軽いけどディスプレイも丁度いい大きさなので視認性も悪くありません。
重さなんてある程度軽ければ変わらないでしょ、と思っていけど認識を改めました。軽いは正義!
デジタルダイヤル
時計の操作に関してはデジタルダイヤルでも慣れればそれほど違和感なく操作できました。
操作しやすいというほどの操作感ではないですが誤操作はしにくいかもしれません。
ガーミンでは上下ボタンを押そうとして反対にあるラップボタンやストップボタンを押してしまうことがありしたがPACE2ならその心配はなそう。
ラン終了時は3秒長押しなので間違えてラン終了する失敗もありません。
ナイトランモード
弱めのバックライトが常に点灯しているので夜間でもサッと時計を確認することが可能です。
常時点灯も可能ですが電池寿命を消耗してしまうので長く使用するためにも常時点灯には注意が必要です。
トラックモード
トラック練習を通常のGPSモードでやると誤差が出てくるのをより正確に距離を測定することが出来ます。
気圧高度計
トレランで標高などを知ることができるので高度計があると便利なのですがエントリーモデルのPACE2にも搭載されていて驚きました。
同じ価格帯のForeAthlete 55には搭載されていないのでコスパ優秀ですね。
防水性
防水性は5ATMあり普段の生活程度なら問題ないですし、水泳で使用することも出来ます。
ランニングは雨の日も大会が行われるのでとりあえず安心して使えるレベル。
junは水泳はしませんが今後もしトライアスロンしようと思ってもPACE2で対応出来ます。
バッテリー性能
バッテリー性能は30時間と十分すぎるレベル。
ウルトラマラソンやロングのトレランレースでも使用出来そうです。
ランニングウォッチのバッテリーは長持ちですがカロス製のランニングウォッチはどれも他メーカーより1歩前に出ている印象があります。
同じ価格帯ならカロスは有力な候補だと思います。
専用アプリ

個人的にアプリの見やすさならガーミンより分かりやすいです。
ガーミンだとラップ確認や詳細データはページを変更する必要がありますが、カロスは下にスクロールしていくタイプ。
1ページに全て収まっているので探す手間が少ないのが好印象です。
連動アプリ
カロスは互換性のアプリも多いです。
Komoot, TrainingPeaks, Strava, Relive, adidas Running, Apple Health, Stryd, Final Surge, Runalyze, Running Quotient, Decathlon
僕はStravaを愛用しているのでここは助かります。
というか後述しますがStravaはカロスでは必須級アプリになっています。
個人的にはズイフトも連動してくれる嬉しいのですが、、、
走ってみて

やはりPACE2はとにかく軽いです。
マラソンでは重いものや揺れるものなど走る時に気になるものはとにかく減らしたいものですがPACE2はあることすら忘れてしまいそうです。
GPS精度も悪くなく捕捉するまでの時間もガーミンと大差はなく同等。
ガーミンと言えばGPS精度と言われていましたがカロスもガーミンに負けてません。すごい!
気になるところ
COROS PACE2を使用していて気になる点は以下の通り。
- 本体のプラスチック感が安っぽい。
- Bluetooth接続が不安定。
- カロスアプリでシューズの管理ができない。
安っぽい
軽量にするために仕方ないですが本体はプラスチックで安っぽい外観をしています。
金属の高級感は一切なくビジネスシーンでは使えないでしょう。
Bluetooth接続が不安定
Bluetoothの接続が不安定なときもあるのでたまに電源を入り切りするシーンがありました。
常にスマホの近くで接続していれば問題ないと思いますが、どうもランニング後データがアプリに飛ばない時があります。
シューズの管理ができない
カロス単体ではどうにもならないのがシューズを管理する機能がアプリにないことです。
シューズの走行距離を管理するためにはStravaなどのサードパーティ製のアプリが必須になってきます。
僕の場合はStravaを元から使用していたので問題なかったですが、ガーミンのみで管理していた場合などは注意が必要です。
ガーミンとカロスを比べて
ランニングウォッチの機能はほぼ同性能だと思いますが細かい違いはあります。
- リアルスタミナ機能などの機能が豊富
- デバイスが多くガーミンコネクトで一括管理もできる。
- 健康面で機能も充実。
ガーミンはランニングウォッチの中では老舗で機能の豊富さが最大のメリットだと思います。
ランニングウォッチだけではなくサイクルコンピュータなどのいろんなデバイスを発売しているのも特徴でゴルフやロードバイク用のものあり、それらをアプリ一つで管理できます。
最近ではヘルスケアにも力を入れていて体調管理が得意です。
- 価格がリーズナブルでコスパが高い。
- 機能がシンプルでランニング特化している。
- バッテリー性能が高い。
カロスはよりランニングに特化している感じで時計本体やアプリもシンプルで余計な機能はありません。
ゴチャついた感じが少なく必要な情報のみ集約していてランナーとしては見やすくて助かります。
バッテリー性能が高いのも魅力で最上機種のVERTIX 2になると最大で140時間と圧倒的です。
価格が比較的リーズナブルで同じような機能を持つ場合、他メーカーより安く購入することも出来ます。
ガーミンとカロスどっちが良いか?
どっちを選んでも問題はないかと思いますが僕がオススメするとしたら
・初めてのランニングウォッチならガーミン。
・コスパ最重視ならカロス。
が良いかなと思います。
ガーミンは使用者も多いので分からないことがあってもネットで調べたり周りに聞いたりすれば情報がたくさんあるので安心して使えるメリットがあります。
同性能なら若干値段が高いですが、ガーミンを選んでおけば間違いないでしょう。
一方カロスは新参メーカーでまだ使用者も少ないですが、コスパは高いです。
世界のトップ選手が使用していることから性能面でも負けていませんしこちらをコスパを優先する場合はカロスをオススメします。
まとめ
COROS PACE2のレビューをしてきました。
COROSはここ最近の使用者の数が急激に伸びてきています。
その中でもPACE2はエントリーグレードではあるもののマラソンで使用する機能は全て備わっているのでエリートランナーが使用しても満足できる仕上がりです。
むしろトレランのような山で使うシーンがなければPACE2が最適解だと言えます。
気になる方はぜひチェックしてみてください。