少し前までは、ナイキのみ取り扱っていた厚底カーボン入りのランニングシューズ。
今では各メーカーが独自の厚底カーボン入りシューズを販売しています。
厚底カーボン入りシューズの特徴は、厚底によりクッション性があり疲れにくく推進力がありカーボンのアシストによって安定性がありラクにより速く走れるのが特徴です。
しかしその恩恵を受けられるのは、一部のエリートランナーたちで僕のような一般のランナーには履きこなせないというのがデメリットです。(価格も非常に高価なものが多いです。。。)
なぜ履きこなせないと言われるのか、本当に履けないのか、サブ5ランナーの僕が実際履いてみた感想とお伝えします。
履き心地は良好、見た目からは分からないが軽い
今回履いてみたのはナイキのズームフライ3というシューズです。

厚底カーボンシューズの中では比較的履きやすいシューズで、価格も抑えられているので初めての厚底カーボンシューズに向いていると思います。
履いてみた感想はシューズのアッパーが柔らかくて足にフィットします。
厚底なのに軽いので初めて履く人は、驚くと思います。
カーボンシューズの特徴で歩くと足がカクッと勝手に蹴り出してしまいます。
この独特の間隔が走りをアシストして速く走ることができるんだと思います。
勝手にスピードが上がりいつもより速く走れる
走ってみるとやはりカーボンのアシストにより勝手に足が前に出ます。
それに厚底の効果で柔らかい着地なのに、蹴り出すと跳ねるように走れます。
サブ5のペースは7分/kmくらいですが、5分/kmを切るペースをラクに走ることができました。
5分/kmのペースというとだいたいサブ3,5くらいのペースです。
ナイキのシューズチャートを見てもサブ3,5の位置にいるので、メーカーの想定とそれほどズレはないのでしょう。
しかしサブ5の僕がマラソンでこのシューズを履いても体力が持たずサブ3.5はできないと思います。
ラクに走れてもそんな体力僕にはないですから、、、
本番では難しいが、練習では活躍できる
速く走るのが得意なシューズですが、サブ5の7分/kmのようなゆっくり走るとスピードを抑えるのが大変でした。
また疲れてきた時にシューズが勝手に蹴り出してしまうので、ゆっくり走りたいのにスピード出してしまうという変な感じになってしまい余計疲れてしまったように感じました。
でもマラソンで履くのは難しいですが、練習でスピードを出したいときなら十分使用できると思います。
初心者で一足のシューズで練習から本番まで使いたい方には向かないと思いますが、練習用で早いスピードに使う一足なら活躍できると思います。
これから記録を伸ばしていきたい方は、練習用に買っても大丈夫だと思います。
ただシューズよって機能は違いますし、厚底カーボンシューズは今回履いたズームフライ3より高機能のシューズがほとんどです。
高機能になればシューズを軽くするために、ケガを防止するアシスト機能は削られていくので注意は必要です。
確かに初心者には履きこなすのが難しいですが、ムリだと諦めずそのスピードが出す爽快感を感じて見てはどうですか?