アディダスのアディゼロ ボストン11のサイズ感や履き心地が気になる。オススメのランナーのレベルはどれくらい?
アディゼロ ボストン11はサブ4〜サブ3.5レベルのランナーに特にオススメのシューズ。
厚底だけど沈み込みが少なく反応が良いのシューズです。反応の良さを生かすとピッチが上げやすいよ。
アディダスのアディゼロ ボストン11はサブ3.5ランナーに向けて作れたシューズで、アディダスのトップシューズのアディオスプロ3を市民ランナーにも履きやすいようにしたシューズです。
外見などの特徴は似ていますが実際履いてみると走り心地はかなり違っていて、安定感が高く反発力もサブ3.5くらいペースなら十分感じられます。
今回はそんなアディゼロ ボストン11レビューをしていこうと思います。
- サブ4やサブ3.5を目指している
- 柔らかいクッションより硬めの方が好き。
- 転がるようなライド感や反発力が欲しい。
アディゼロ ボストン11の特徴 スペック

アディゼロ ボストン11のスペックは以下の通り
品名 | アディゼロ ボストン11 |
ミッドソール | LIGHTSTRIKE PRO LIGHTSTRIKE EVA |
アッパー | 2レイヤースーパーライトメッシュ |
アウトソール | Continental™ラバーアウトソール |
重量 | 270g(27cm) |
ドロップ | 8.5mm |
価格 | 17.600円(税込) |
アディゼロボストン11は前作と比較するとアッパーのみの変更となっており、大きな変更点はありません。
しかし前作と比較すると10g程軽量になっていて前作の重さが気になっていたランナーにとっては嬉しいアップデートになっています。

マラソンランナーにとっては安定感が高く、ロング走やスピード練習にも使えて幅広いシーンで活躍できる万能シューズに仕上がっています。
ミッドソール

ミッドソールは硬めの素材で安定感重視のライトストライク下部にと軽量で反発力の高いライトストライク プロ上部にを搭載しており、安定感や反発力のバランスがとても良いです。

またミッドソールの中にはカーボンプレートではなく、アディダスならではの骨状に伸びた5本エナジーロッドが搭載されており、安定感の向上とライドが出ることで推進力を得ることができます。

シューズの厚みはヒール部で39.5mmで競技規格である40mm以内に収まっています。
2層のミッドソールにすることで両方の素材の良いところを取っている感じがします。
全体としての感覚ではライトストライクの沈み込みの少ない硬めのミッドソールのように感じました。
アッパー

今回の唯一に変更点のアッパーは2レイヤースーパーライトメッシュに変更され、軽量になりました。
薄くて触った感じは硬い感じがするので、足に馴染むまでは痛く感じる場合もありそうです。
ただしっかり足をホールドしてくれるので安定感の高さに繋がります。
アウトソール

アウトソールはアディダスではお馴染みのコンチネンタルラバー。

自動車のタイヤにも採用されているラバー素材でグリップ力、耐久性が高いのが特徴です。
グリップ力が高いと滑りにくいのはもちろんですが、地面を蹴る時にロスなく力を伝えることができます。
濡れた路面でも滑らず走れるのは練習の時やレース安心して走れるので、余計な力みがなくなり安定した走りに繋がります。
サイズ感、履き心地

サイズは26cmと26.5cmで迷いますが、今回は26cmを選びました。
サイズ感は大きめな感じかなと思いますが、アッパーが硬めなので履き始めは走っているとキツく感じるかもしれません。
足に馴染んで来れば丁度いい感じなってきました。
ヒール部のクッションは少なめなタイプ。

履きやすくするためにヒール部が靴べらのように上がります。

シュータンは薄めです。

またシュータンのが伸びにくい素材のためか履き口が狭く、靴紐を緩めても少々履きづらさがあります。
走り心地

走った感覚としては転がるようなライド感でピッチが自然と上がりやすいように感じます。
ライトストライクプロは反発力もありますが、シューズ自体が重めのためストライドを大きくするのは難しく感じました。
地面に近い部分に硬めのミッドソールである、ライトストライクがあることや一般ランナーに最適化されたエナジーロッドのおかげで安定感が非常に高く、着地が安定します。
着地部分はヒールストライクでもフォアフットでもどこで設置しても持ち前の安定感とライド感で問題なく着地することができます。
厚底ではありますが沈み込みが少なく感じるので、柔らかいクッションが苦手だというランナーでも履きやすいでしょう。
厚底シューズの足への負担も軽減されている感じももちろんあります。
適度な硬さで、適度なクッション感があるシューズです。
始めはシューズの硬さが気になるかもしれませんが、だんだんと厚底シューズのクッション感を感じるようになってきます。
オススメランナー、適正ペース
このシューズの適正ペースは4:50〜5:00分/kmが適正ペースだと思います。
適度なライド感とライトストライクプロの反発力があるので重めのシューズにはなりますが、ラクにペースを上げることができまたペースも維持しやすいです。
オススメのランナーとしてはサブ3.5を目指すランナーでペースを維持しやすいだけではなく、前述した安定感やクッションの良さもありレースから普段の練習まで使うことができます。
適正ペースとしては少し落ちてしますが、サブ4を目指すランナーもしっかりとした安定感があるので気にせず選んで大丈夫です。
アディオスプロ3とボストン11の比較
同じアディダスのアディオスプロ3と見た目が似ているため、練習用としボストン11を今回購入しました。
結論として僕個人の感想はアディオスプロ3とボストン11の走った感覚は結構違うと思います。
特にフォアフットやミッドフット着地だと反発力の違いが大きく感じます。
ヒールストライクで転がすように走るランナーなら形状が似ているため、練習用として機能するかもしれません。
まとめ
アディダスのアディゼロ ボストン11を紹介してきました。
サブ3を目指している僕としてはジョグシューズのつもりで購入しましたが、もしサブ3.5を目標としているならレースシューズとして使いたいそんなシューズです。
どうしても硬いアッパーが足に合わないなという方は仕方ないかもしれませんが、硬めのミッドソール苦手なだけなら一度試してみて欲しいです。