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アディダス 【アディゼロ アディオスプロ3】レビュー グリップ力が高いシューズ

2022年のアディダスの新作シューズ【アディゼロ アディオスプロ3】はアディダスのマラソンシューズの中で最速シューズです。

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サブ3達成のためにもアディオスプロ3のサイズ感や重量、使い心地が気になる。

アディオスプロ3はナイキで言うとヴェイパーフライ2アルファフライ2、アシックスのメタスピードスカイ、エッジくらいの位置付けです。

ここ数年の私はアディダスのボストン8、9、ジャパン5、6必ずアディダスのシューズを履いてきているアディダス好きです。

また同じ厚底カーボンシューズのナイキのヴェイパーフライ2も持っているので、今回は比較も交ながら紹介していきます。

アディオスプロ3の特徴
  • アディダス最速マラソンシューズ
  • グリップ力が最強
  • サブ3以上のランナーにオススメ
アディダス アディゼロ アディオス プロ 3 adidas ADIZERO ADIOS PRO 3

アディオスプロ3の特徴

アディゼロ アディオスプロ3のスペックとヴェイパーフライ2との違いは以下の通り。

品名アディゼロ アディオスプロ3アディオスプロ2ヴェイパーフライ
ネクスト%2
ミッドソールLightstrike ProLightstrike ProZoom X
アウトソールCONTINENTAL RUBBER
LIGHTWEIGHT TEXTILE RUBBER
CONTINENTAL RUBBER
LIGHTWEIGHT TEXTILE RUBBER
アッパーNEW SUPERLIGHT MESHCELERMESH 2.0エンジニアードメッシュ
ドロップ6.5mm10.0mm8mm
重量220g(26.5cm)210g(27.0cm)191g(27.0cm)
価格26.400円(税込)26.000円(税込)26.950円(税込)

アディオスプロ3は前作からドロップが低くなり、重量が若干増えています。

ミッドソール同じLightstrike Proでヒール部の厚みも同じ39.5mmなので、前足部の厚みが増した分重量が増えたようです。

ドロップが低くなったことでよりフォアフットで着地しやすくなったと言えます。

アッパーも前作から変更しNEW SUPERLIGHT MESHになりました。前作との比較はできませんが、ヴェイパーフライ2と比べると生地に厚みがありしっかりしています。(それでも軽量ですが)

骨状のENERGY RODS 2も前作はバラバラ骨状のカーボンが今作ではヒール部で繋がりより一体感が出るように変更されました。

重量は26.5cmで220gでした。ヴェイパーフライ2と比べると重めです。

ミッドソール

ミッドソールはアディダスではお馴染みのライトストライクプロを使用しています。

他メーカーではシューズによって素材が違うことが多いのですが、アディダスではマラソンシューズの多くに使用しているのでどのシューズ履いても似たような感覚で履けるメリットがあります。

厚みは公式によると39.5mmで世界陸連のルール(ロードでは40mm以内)ギリギリの使用です。

またミッドソールの一部不要な部分を大胆に肉抜きしてあり、少しでも軽量化しようとしているところが伺えます。

アウトソール

アウトソールはつま先部分のみグリップ力のあるコンチネンタルラバーを使用、着地部分にあたるヒール部から前足部にかけてはLIGHTWEIGHT TEXTILE RUBBERを使用しグリップ力を確保しつつ軽量性もあります。

アウトソールもところどころに穴がありこちらもシューズを軽くしています。

アッパー

アッパーには新しくNEW SUPERLIGHT MESHが使われています。

アッパーには一部補強があるので、レーシングシューズではありますがある程度の安定感はありそうです。

シュータンは薄くペラペラです。

ヒールカップの部分も厚めのクッションではなく、最低限のクッションでヴェイパーフライに似た形状です。

プルタブがついた珍しいシューズで、使わないときは折りたためるようになっています。

サイズ感、履き心地

サイズは僕は通常26cmで選びますが、今回は26.5cmを選びました。

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最近フルを走ると血豆になることに気づいたので、レース用シューズは1サイズ大きめを履くようにしています。

通常履きなら26cmを選びます。

履いた感じはアッパーがピタッと張り付くような感じではなく、前足部は少しゆとりがある感じです。

おそらく足が幅広の方でも履きやすいのではないかと思います。

つま先が反り上がった形状をしているので、歩くとコロンと自然と前に出る感覚があります。

走り心地

いろんなペースで走ってみると、ミッドソールのLightstrike Proは柔らかい素材ですが、意外と沈み込みが少なく反応がよく感じました。

Lightstrike Proの反発力もあるかもしれませんが、つま先が反り上がっているためライド感ありシューズが蹴り出しをサポートしてくれているのかもしれません。

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個人的にですがアディオスプロ3の感じが「パン!パン!」という足音なら、ヴェイパーフライ2は「グッ!ピョーン!グッ!ピョーン!」という感じで沈むでから帰ってくる感じです。

グリップ力が最強

このシューズ一番の強みはアウトソールのグリップ力にあると思います。

なんだかツルッとしていて滑りやすそうなアウトソールですが、そのグリップ力はピカイチ。

初めて走った日は雨の後で多少路面が濡れていたのですが、まるで乾いた路面を走るかのようにシューズが路面を掴んでくれます。

グリップ力が良いメリットは

①着地の際滑りにくくなり、着地が安定して無駄な体力消費を抑えられる。

②足が離れるまでしっかり地面に蹴る力を伝えられるようになる。

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これまでアディダスのシューズを選んできた理由もコンチネンタルラバーのグリップが良かったのも理由の一つです。

アディオスプロ3はつま先部のみコンチネンタルラバーを使用していますが蹴り出し時のパワーロスも少なく感じます。

最近はミッドソールの材質に注目されることが多いシューズ業界ですが、僕は地面に直接接地するアウトソールもかなり重要だと思ってシューズを選んでいます。

オススメの走法

アディオスプロ3はフォアフット着地、ミッドフット着地、ヒールストライクどの部分の着地でも安定感を持って走ることができるシューズだと思います。

ただ前足部の接地面が大きいことから、シューズの性能を最大限活かすにはフォアフットが最も効率的だと考えます。

このシューズで走る上で大切なのが、蹴り出しのポイントをしっかり掴んで走ることです。

つま先が反り上がったガイドソールのおかげでライド感があるので、蹴り出しのポイントが合えば強い推進力がありますが、ポイントが合わないと走りにくく感じていまします。

マラソンで使う際は、最後まで安定して走る切る走力や体幹が重要になってきそうです。

最適ペース、オススメランナー

アディオスプロ3の最適ペースは4分/km以上のペースです。

サブ3.15ランナーの僕が履いてもゆるジョグペースの気持ちで走って5分/km以上のペースはラクに出ます。

サブ3を目指すランナーやそれ以上のペースで走るランナーにオススメするシューズです。

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サブ3.5ランナーでも使用は可能ですが自然とペースが上がりやすいため、ペースコントロールに自信があり後半に失速しにくいタイプのランナーにオススメしたいです。

ヴェイパーフライ2との比較

ここからは僕が感じた同じ厚底カーボンシューズのヴェイパーフライ2と比較ですが

クッション性は

ヴェイパーフライ2<アディオスプロ3

ヴェイパーフライ2はフワフワしたクッションで、アディオスプロ3はギュッと詰まっているようなクッションに感じました。

ヒール部は同じくらいですが前足部はアディオスプロ3の方が厚いです。

反発力、推進力は

ヴェイパーフライ2>アディオスプロ3

重量は

ヴェイパーフライ2>アディオスプロ3

グリップ力

ヴェイパーフライ2<アディオスプロ3

安定感は

ヴェイパーフライ2<アディオスプロ3

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僕はどちらをレースで使うか迷っています。ZoomXの柔らかいクッションと強い反発力かを重視するか、親しんだライトストライクプロの感覚に安定したグリップ力を取るかこれから履き込んで秋以降のレースで決めていこうと思います。

ヴェイパーフライネクスト%2のレビューはこちら

アディダス アディゼロ アディオス プロ 3 adidas ADIZERO ADIOS PRO 3

まとめ

アディダスのアディゼロ アディオスプロ3の紹介をしてきました。

着地の安定感やエナジーロッド2のライドをうまく使いシューズに任せて走るそんなシューズ感じました。

汎用性の高さはナイキのヴェイパーフライネクスト%2の方が高そうですが、アディオスプロ3が合う人にはすごく爆発力がありそうです。

練習でのロング走やハーフ、フルなど長い時間速いペースで走る時に使っていきたいシューズです。

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